組み込み用に特化したIchigoJam互換基板シリーズ。いつしかSNSでは「ミニマム」と呼ばれるようになりました。
第四弾になる今度の新ミニマムは、大先輩から頂いたアイデアで、QFP48パッケージのMCUチップを実装。64KB版MCUを実装してIchigoCake用IchigoJam BASIC(4KB拡張版)ファームにも対応しました。もちろん32KB実装して通常のIchigoJamも書き込み可能です。
この基板、最強・最小のIchigoJamを目指して「ミニマム・ジャム・ターボ」と命名しました。
先日出図した
基板が到着し、マイコンチップは1ランク上のLPC1115FBD48/303(64KB flash)を実装、その他部品実装、ファーム書き込み(
こちらの福野さんのブログを参考にさせて頂きました)、各機能の確認を一通り終えたとことです。
ここで、お決まりのLチカを。
今回の基板は前回の第3弾と比較しますと;
□ QFP48パッケージなので、大容量マイコン搭載で、プログラムサイズ拡大版のIchigoCake用IchigoJam BASIC(4KB拡張版)にも対応
マイコンは一ランク上のLPC1114FBD48/333やLPC1115FBD48/303(QFP48-64KB Flash)が 搭載でき、 拡大版のファームウェアを書き込めば、通常のIchigoJamに比べて プログラムサイズが拡大(1KB → 4KB)、配列サイズも拡大になります。
もちろん、32kB版QFP48のLPC1114FBD48/302を実装して通常のIchigoJam BASICも対応可能です。
□ RESET端子、SOUND端子をきっちり配置
第3弾で、RESETとSOUNDの端子が取って付けたような配置になっているとコメントを頂戴したので、今回は端子配列を見直してきっちりと配置しました。
表面写真と端子配列
□ ミニマムのミニマム構成は表面の部品実装のみで
3.3Vの駆動でビデオ出力、キーボード入力が要らない場合は、裏面の部品実装なし構成可能にしました。
裏面写真
ビデオ用の抵抗と5V→3.3Vの回路のみを裏面に配置
部品配置図
質量
その他の特長は、第三弾と同じですが
□ IchigoJamを何か用途のモノに組み込むときに便利な基板です。
□ 基本的にはIchigoJamと同じ回路構成です。
□ 基板実装は手半田付けを前提にしています。
□ 外周パッドは2.54mmピッチで、2.3㎝角の小型なのでユニバーサル基板の上にも基板ごと実装ができます。
□ 三端子レギュレーター(IC2)を実装しなければ3.3Vで駆動可能です。(VCC端子より給電)
(
前回の第3弾に記事も併せてご覧下さい。)
さて、この新ミニマム基板、出来たのは良いのですが、なにに使うか製作ネタが課題です。大きなプログラムサイズと配列を活かした用途で考えてみます。
追記)
これまでのミニマム・ジャムを一覧にまとめました。→
こちらの記事をご参照ください。
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