先週来のモービルの無線機トラブル続編です。
先週のモービルリグのトラブルは、結局、IC-7000Mの
リモートケーブルの埃による接触不良が原因で、エアダスターで無事解決しました。
そして、今朝のA1CLUBのOn Air Meetingも全く問題なく、チェックインも出来ていました(いや、
FRISKタッチパドルが上手く打てずで、OPはLIDでしたが、それはそれとして)
ところが、夕刻になって、またもやIC-7000Mの電源が入らない現象が・・・
改めて、IC-7000Mをモービルから降ろして、固定で安定化電源(ALINCOのDM-330MV)につないでみましたが、問題なく動作していました。その後、再びモービルに戻して電源をつないだら、ダメです。電源が入りません。
となれば、やはり疑うのはモービルの電源系ですね。
先ずは、電源の4極カプラ(バッテリーからのリグ側のエンド)の電圧をデジタルテスターで計れば、エンジンを掛けた状態で14Vで問題なし。でも、その状態で電源カプラをリグにつないでONしても無反応。
ん~ なんか昔に経験したような・・・無負荷で解放電圧が出ていても、電源系のどこかで抵抗を持っていて、負荷(IC-7000M)の起動時には電圧が降下してしまっている現象と見ました。IC-7000Mは電源電圧が下がって10V以下になったら電源ONしない(もし、ON時に電圧が下がればOFFする)のは既知のお話です。以前にこの特性を利用して電源系の配線抵抗を測定した記憶もありますし、
ともあれ、となればまず疑うのは、電源ラインに入れているACC連動のリレーの劣化。先週にリレーの新品を購入していたので新品と交換しました。しかし、状態は変化です相変わらず電源は入りません。 次に、エンジンルームを開けてバッテリーとの接続部を確認するも、ちゃんとなっていて問題は見当たらず。
ひょっとして、と思い、バッテリ直後のヒューズホルダーを開けてヒューズの確認を・・・
平型のヒューズが抜けません。片側(負荷=リグ側)は引っ張ると動いて緩みましたが、もう片方(バッテリー側)が動きません。無理矢理こじって抜いたら、ホルダのソケットとヒューズの端子が変色(酸化+炭化)してこびり付いていました。
拡大します。
更には、ヒューズの片側側面には少し溶解痕もありました。
ヒューズの足の汚れを指で擦ってホルダに入れてみると、・・はい、治りました。
接触抵抗の理論で行くと、しばらくは問題なく使える筈ですが・・・近いうちにヒューズホルダのやり替えをしようと思います。
まあ、6年半の間ノーメンテナンスで良く持った方だと思います。
(6年半前の配線の様子は
こちらをご参照ください。)
追)この記事は2018年6月16日に書きましたが、ブログサーバーの障害により、6月18日に投稿しました。
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