8月号の特集は7MHzです。
特集記事ではありませんが、以前から気になっていたリバースビーコンネットワーク(RBN)についての記事が大変興味深かったです。
リバースビーコン(RB)の概念については、JT65-HFや、CQ誌6月号の記事でわかっているつもりでしたが、今回の記事で、ここまで進歩していたのか! といった印象です。
SDR、符号解析、サーバー等々の最新の技術を使って、自局がCWで送信したCQが、各所のSkimmers局(ボランティア受信局)で自動受信・解析されたレポートが、Web上に表示され、データーが蓄積されていく仕組みです。そのシステムが、既に出来上がっていて、実際に身近なところで稼働していたとは、びっくりしました。
早速、記事の紹介に習って、
当局の先日の移動運用でのCQが、どのようにレポートされているかを見てみることに・・・
移動運用日(7月20日)の生データ(Raw Data)をダウンロードし、エクセルで自局のコールサインをフィルターしてさがしてみたら・・・ おっ、ありました!
と、ちゃんと載っているではありませんか。
当日のブログに”1630頃からはCNDXがあがったのか・・・”と書きましたが、このエクセルから1エリアが開けていっているのがデータとしてわかりますね。ちなみにグラフにしてみると、
ということです。
まあ、これはどうってことないデータ分析ですが・・・
こんなノリで、もっと多くの局を、もっと長い時間スパンでいろいろ分析をすると、伝搬電波や運用動勢などの興味深い発見があるはず ということですね。今はやりのビックデータのアマチュア無線版て感じでしょうか?
また、もっと単純に、こんなしょぼいアンテナやRFパワーでも、(空振りCQで交信ができなかっても)どこまで電波が届いていたのか確認するのもFBですね。(実は、モービルホイップでもひょっとしてアメリカとかにも届いていたのかも?と期待しながら先日のデータを見ていたのですが・・・Hi!)
それに、(Phoneではなく)CWだからこそできることなので、CWをする理由が、また一つ増えたように思えます。(さらに技術が進めば、Phoneでもコールサイン分析が可能になる時期が、いつかは来るのおかもしれませんが・・・)
記事にあるように、このシステムを運用されている方々やSkimmers局(ボランティア受信局)各局に感謝をしながら、また、マナーを守って、RBNを活用させていただこうと思います。
なお、
ホームページの”常用リンク集”に、この”リバースビーコンネットワーク"のリンクを追加しました。
よろしければご利用ください。
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