「シリンドリカル ステップ スカルプチャ」・・・この舌をかみそうになる言葉に私が初めて接したのは、1980年代初旬だったと思う。
キーの形状の種類のことである。
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形状 |
効用 |
シリンドリカル |
キートップの中央が円柱状に凹んでる |
隣のキーに誤って触れにくい |
ステップ |
キーが階段状に配置されている |
奥や手前のキーを誤って打鍵しにくい |
スカルプチャ |
キーボードが湾曲している。 |
指の動きに無駄が少ない |
その頃のキー形状と言えば、このシリンドリカル・ステップ スカルプチャが主流で、 5インチのフロッピーディクスで起動する初代のIBM-PCのキーボードもそうだったように思う。
うろ覚えではあるが、RSIに配慮し繰り返し使用しても負担が少ないキーのDINかなにかの規格を継承している と、どなたかからか伺ったような記憶もある。
その後、キーボードのロープロファイル化(低背化)とともに、ノートパソコンや携帯端末の薄型化の流れで、キーボードもフラットなキーが多くなってきた。
ノートパソコンなどでは、可搬性を優先して薄く構成できるフラットキーを選択するのは当然だとおもう。
しかし、いまではデスクトップパソコンに付属のキーボードや、別売のキーボードですらフラットのものが主流になりつつある。
「シリンドリカル ステップ スカルプチャ」に固執する必要はないが、見た目よりも使いやすさに重きを置いたモノが選択肢として増えていってほしいと思う。
【使いやすさについての愚考録】
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