1970年代後半、当局が学生の時は広島に居て、広島市内のパーツ屋をよくはしごをしました。ルートは決まって鯉城無線→松本無線→第一産業の順でした。
あれから三十有余年、銀山町の
松本無線が無くなったと聞き及び、残念に思っていた折、先日、久しぶりに広島を散策できる機会があり、同じコースを辿ってみました。実に35年ぶりです。
鯉城無線:
広島駅から正面に直進して左側にあったのですが、その場所はどこだったかはわからず通り過ぎてしまいました。10年ほど前に店じまいされたそうです。
松本無線:
さらに南へ、そして稲荷橋を渡り左に折れ・・・
ここでしたね。若い頃の思い出の場所だったのですが残念です。2階に無線機とパーツ売り場があり水晶も買いにきてました。4階のジャンク売り場にもお世話になりました。確か階段の途中にJARLの事務所があったと記憶しています。
電車通りに戻り、銀山町から八丁堀を経て紙屋町へ、あるはずもない第一産業を目指します。
ありました。そうですね。第一産業は今はエディオンです。
地下に降りるエスカレーターは当時と同じでしょうか?懐かしいく感じました。で、無線機やパーツコーナーは・・・
えっ!なんとまだありました。電子パーツの他にもほんの少しですが無線機コーナーもあります。
ずうーと広島におられる方々からは、一体何を驚いているのかとお叱りを受けるかも知れませんが、関西に居る者にはエディオンに電子パーツや無線機売り場があるとは思いも寄りませんでした。
パーツ売り場でバーニヤダイヤルを見つけて、おまえは35年間ここにいたのか?って言いたくなるような妙な感じです。
でも、紙屋町のエディオンは、あの頃の第一産業から、ダイイチ、デオデオを経て、合併でエディオンへと推移していったわけですから、30年以上もの間に従前の品揃えを継承されていても、不思議ではないのですね。
そういえば、当時は家電量販店で無線機や電子パーツが普通に売られていました。最近になって、若い方に理系が見なおされている折、電子工作や無線がマイナーな特別なものではなく、ごく普通の時代が再来するように期待したいです。そんなことを思った久しぶりの広島でした。
de ex. JH4BHM
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