先日AitendoでポチったLCDの内小さい方の
2.2インチLCD組立キット。IchigoJamのファームでILI9341が暫定対応されたので2.2インチLCDのモバイルJamを作るためなのですが、あいにく、すぐ入手できる完成品版が見当たらず。で早く手に入る
組み立てキット版(しかも、旧版のILI9340)をポチりました。冒険は承知の上です。
これです。
前置きが長くなりましたが、
2.2インチTFT液晶モジュール組み立てキット [M022C9340SPI]の製作に挑戦しましたので、奮闘記?を下記します。
開封の儀
組み立ての説明書はついてなくて、Webでも見当たりません。
基板やFPCには部品が表面実装済なので、 要はこのFPCとPCBを接続せよということのようです。
とはいえ、どうやって? (過去の記憶からヒートシールとかHMFとかの言葉はよみがえってきたものの・・・)
よく見ると、FPCの端面の銅箔部に小孔が開いています。おそらくPCBパッドとFPC端子の接続面側(内側)に半田メッキして、重ね合わせて、FPCを反対面から面加熱をし、FPCの孔越しに半田付をするのが正解だと推測。
しかし、私の手技と道具(普通こて先の半田ゴテしかない)では難しそう。はたして出来るのだろうか? 信号間が半田ショートしてどうにもならなくなるというオチになりそうで・・・
ここで大冒険です。承知の上で組立キットをポチったのですから・・・・
とりあえず、極力薄めにPCBとPFCを半田メッキをして、
位置決めをしてテープで固定。
エエイャーあ、と20Wの半田ゴテのこて先をあてていきます。
半田を整えて一応完成ということに。
(素晴らしい素人工作ですね。おまけに、なんか匂うなと思ったらテープを焦がしていました。)
こんなので大丈夫なの? 接続の信頼性と耐久性に不安が残りつつ(やはり完成品を買うべきだったとも思いつつ)これでキット組み立て作業は完了です。
PCB裏面のR4(バックライトLEDの電流制限抵抗)は、とりあえず半田をボタッと落としてショート(のちに100Ωに変更)、Vcc設定のJ1は元から半田ショートされてあってVcc=3.3V設定になっていました。
さて、いよいよIchigoJam(ファームウェアは1.4b20-ILI9341)と接続して、おそるおそる電源オン。
おぉ、つきました。成功です。
でも、ちょっとバックライトが明るすぎる。半田ジャンパーしたR4を100Ω(たまたま手元にあった)のチップ抵抗に替えました。(バックライトは改善されました。ちょっとものなりないぐらいの明るさですが)
(ちなみに IchigoJamとつないでいるジャンパ線は、秋月電子通商の
スルホール用テストワイヤです。⇒
こちらの記事をご参照)
あっ、旧版のILI9340でもちゃんとIchigoJam 1.4b20-ILI9341で動作しています。
最後に、LCDとPCBはカスタネット状態のままでは具合悪いので、手元にあった壁紙用ポスターテープ(ちょっと厚めでちょうどいい)で仮固定しました。
以上、あくまでも(メーカ、販売店とは無関係の)素人の製作記事ですので参考程度にご参考ください。内容のご利用に関してはご自身の判断と自己責任でお願い致します。
つぎは、このLCDを使ってモバイルIchigoJamに興じてみたいと思います。(
続く)
#IchigoJam #IchigoHam #自作室